佐賀県近世史料

『佐賀県近世史料』の編さんについて

去る11月2日、佐賀新聞社から、佐賀県立図書館の『佐賀県近世史料』の編さん事業に対し、「佐賀新聞文化奨励賞」をいただきました。〔11月4日付のブログ参照〕 20年以上にわたるこの編さん事業に対し、佐賀県勢の発展と郷土文化の向上に寄与するものという評…

江戸市中を焼失させた「元禄の大震災」

元禄16年(1703) 11月22日、世にいう「元禄の大地震」が起こりました。この大地震によって南関東地方に大きな被害が出たことは、前回(7月25日付)のブログで紹介しましたが、今回はその余震とみられる地震によって起こった江戸市中の大火災と、この非常時に…

南関東を襲った「元禄の大地震」

※東日本大震災による被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。 先月のブログに、江戸時代中期、太平洋東南海沖で起こった「宝永の大地震」と富士山の噴火について書きましたが、今回はその4年前に起こった「元禄の大地震」についてご紹介したいと思いま…

『佐賀県近世史料』の編さん計画着々と

※東日本大震災による被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。 『佐賀県近世史料』の編さんは、県内の市町史の編さんなど郷土の歴史解明の基礎資料として、また、佐賀の歴史的文化遺産の普及を図る目的で実施しています。 その編さん計画について話し合う…

「江戸時代の南海沖大地震と富士山の大噴火」生々しく詳述

※東日本大震災による被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。 宝永4年(1707)10月4日午下の刻、五畿内から南海道一帯を大地震が襲った。特に近畿地方や遠州灘沿岸は激しく動き、大地は裂け青い泥水が湧出。海辺は津波が襲い多くの人々が亡くなった。大…