ギャラリートーク@大和館

東日本大震災による被災者の皆様に心からお見舞い申し上げます。

 こんにちは。
 5月12日(木)、『坂の上の雲』の主人公秋山好古・真之兄弟の書簡(複製物)が展示されている佐賀市立図書館大和館でギャラリートークを行いました。
 展示「『坂の上の雲』と塚原嘉一郎」やギャラリートークの準備を担当された大和館のスタッフの皆さまお世話になりました。
 ありがとうございました。

 今回も、秋山家と塚原家のそれぞれの家族関係を説明して、塚原嘉一郎さんと與志さん、好古さんからの書簡、真之さんからの書簡についてお話ししました。書簡の内容から、塚原嘉一郎さんと好古さん、真之さんの関係を、単に娘婿、姪の結婚相手としてだけではなく、いかに信頼関係で結ばれていたのかをお話しました。ここは、何度話をしても力が入りますね。

 参加者の方ほとんどが、NHKスペシャルドラマ『坂の上の雲』をご覧になっていましたので、ついつい人物の紹介が、阿部寛さんの好古さん、本木雅弘さんの真之さん、松たか子さんの多美さんとなってしまいました。好古さんが「信さん」、真之さんが「淳さん」とも呼ばれるのはよくご存じですが、好古さんが信三郎、真之さんが淳五郎で、それぞれ三男、五男であることは初耳のようで、「てっきり、長男と次男だと思っていました」との感想もありました。

 あっという間に予定時間を10分超過してしまいました。ギャラリートークは何回やっても時間配分がうまくいきませんね。

 参加者の皆さんから、「人間関係がよく分かり、物語の背景がよく分かった」、「12月から放送の第3部がますます楽しみになった」等の感想をいただきました。

 ギャラリートークが終わっても、参加者の方と「うちのおじいちゃんも日露戦争にいっとったて」とか「坂の上の雲」関連のテレビ番組に話が広がりました。

 最初に大和町にある中極(ちゅうごく)の語源を紹介していたせいか、「今度は、大和町の歴史の話ばしに来て!」という嬉しいリクエストも最後にありました。
 声を掛けていただければ喜んで伺います!

ギャラリートークの様子

         ギャラリートークの様子