検索システム検討会を行いました

 こんにちは。

 佐賀県立図書館では郷土資料のデジタル化に取り組んでいますが、デジタル化した画像やデータベース等を公開するためのシステム開発を行っています。
 対象は、古文書の目録・画像、古地図・絵図の目録・画像、絵葉書・古写真の目録・画像、テキスト化した書籍、藩政期の地名・社寺等データベースなどです。

 これまでもシステム開発を委託している企業の担当者と意見交換をしてきましたが、11月8日(月)、東京大学史料編纂所教授石川徹也先生においでいただき現在開発に着手しているシステムの検討会を行いました。まだ、叩き台の段階ですが、古文書と絵図、いくつかのデータベースについていくつかのデータを入れて検討していただきました。

 石川先生からは、まずデータ公開の方針や、公開についてのポリーシーをどのように考えていくのかという指摘があり、叩き台の画面を見ながら多くの質問や示唆に富むご指摘、ご提案をいただきました。

 われわれも検索の入口構築については「もやもや」した状態でしたが、大きな方向性が見えてきました。マップ化、リスト化、グラフ化して直感的なイメージで検索ができて、イメージした資料に簡単にたどり着けるものを実現したいと思いました。
 ありがとうございました。

 また、今回の検討会には、今年度図書館振興財団の助成を受けられ、沖図書のデジタル化に取り組んでおられる長崎県平戸市図書館から館長さまをはじめ担当の方々に視察していただきました。

 これからよりよい検索システムを作り上げていくため検討を重ねていきたいと考えています。システムの開発状況については今後とも報告していきます。


平戸市図書館沖図書保存整備事業については:
http://d.hatena.ne.jp/josei003-10/
東京大学史料編纂所については:
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/index-j.html
図書館振興財団については:
http://www.toshokanshinko.or.jp/index.htm

検討の様子
(写真)検討の様子