古文書講座(初級編)第4回(8月7日(土曜日))の知らせです

こんにちは。

佐賀県立図書館が、5月から月1回(計5回)開催している古文書講座(初級編)も前回までに、変体かな、候文や返読文字、人名によく出る文字や漢数字などを用例に学びながら取り組んでいただきました。

第4回目になる8月7日(土)の講座では、これまでの復習を兼ねて「延享(えんきょう)四年(1747) 手頭(てがしら)」(横武家資料)をテキストに行います。手頭(てがしら)は、農民支配の心得を説いたもので、一つ書きの形式となっており、全十七条からなります。

本文は「一 百姓ハ天下の百姓にして國家の寶…」ではじまり、百姓を大事にすること、田畑の管理、天災に対する対応、他領への永代売り渡しの禁止、物成取り立ての期限などの項目があります。

江戸時代の佐賀における農民支配の考え方の一端も知ることができます。

本文の写真には、すべて読みを振っていますので、変体かなや崩し字はちょっと、と思われる方もぜひご参加ください。

・日 時:平成22年8月7日(土曜日)13:30-15:00(受付:13:00〜)
・場 所:佐賀県立図書館会議室
(注意)事前の申込、参加費は不要です。